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研究概要

霊長類を主体とした動物実験モデルの確立及び病態解析

  1. サル滲出型加齢黄斑変性モデルの確立及びその病態解明に関する研究

  2. サル網膜静脈閉塞症モデルの確立及びその病態解明に関する研究

  3. サル緑内障モデルを用いた病態解明及び神経保護薬の評価に関する研究

  4. 上記疾患モデルのバイオマーカーの探索研究

「非ヒト霊長類を用いた疾患病態モデルの確立と新薬開発研究」

近年、抗体や核酸医薬品をはじめとするバイオ医薬品が数多く開発されています。これらの医薬品の開発、特に抗体医薬品の薬効評価においては種差によるリガンドとの交差性の問題が生じる場合があるため、よりヒトに近いサルを用いた評価系の重要性が高まっています。また、病態モデルにおいても齧歯類ではヒトとの組織学的な違いや表現形の違いなどが多く指摘されてきており、これらのヒトとの種差を考慮し、霊長類を用いた病態モデル並びにその評価系を確立することは、基礎研究から臨床開発の“死の谷”を越えて医薬品の成功確率を上げるための強力なツールとなります。本講座では、サルを用いた様々な病態モデルを確立し、その病態解析と薬効評価を行っています。現在、緑内障、加齢黄斑変性及び網膜静脈閉塞症などの網膜疾患の研究を進めており、これらの疾患・病態に関わる因子の同定とその分子メカニズムの解明に向けて培養細胞系を用いた解析も同時に行っています。

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